シラバス(学び方編)
概 要
まとまりのある英文を素材に、英文構造を分析し、意味内容を理解し、繰り返し音読し、シャドウイングを発表する。「わかる→できる」を重ねて上を目指す。
学び方
① 予習復習
主教材は、文法事項を段階的に学べるよう構成されています。そのため、復習の内容をすべて予習に組み込むつもりで準備することができます。
学びの第一歩は、「わかること」と「わからないこと」を見極めようとする姿勢から始まります。「わからない」は学びのチャンス。じっくり考えたうえで、レッスンに臨みましょう。
② 英文研究(レッスン時)
「7回読めばピタッとわかる!虹は夢の架け橋 RAINBOW 7」という独自のレッスンスタイルで、品詞と5文型を基礎に、主述関係、修飾関係、共通関係などを確認しながら、一語一句ていねいに読み解いていきます。
一方通行の講義形式ではなく、塾生が楽しく主体的に参加できるように「対話形式」で進行します。対話そのものが、"物言わぬ解説"となっています。
一語一句ピタッとわかったときの英文の美しさに、きっと魅せられるでしょう。
③ 音読練習
英文理解を音読練習の準備と位置づけ、音読練習そのものを学習の中心に据える発想の転換が必要です。
語順に沿って左から右へ意味内容を思い描きながら、スラスラと読めるまで繰り返し音読しましよう。
その上で、Speed Reading、Shadowing、Blank Writing といった課題に取り組むことで、頭の中に英語の基礎回路(音声 ⇄ 文字 ⇄ 意味内容)を育み、英語を英語のまま理解できる力を身につけます。
④ 課題発表(レッスン時)
音読練習の成果を課題として発表することで、学びのペースを確立します。また、日頃から対面での発表に慣れておくことで、伝える力に自信がつき、二次面接試験などにも大いに役立ちます。
❖ シャドウイングとは:
英文の音声を聞いた直後に、影のように少し遅れて英文を口頭で再生する練習です。この練習は日本語でも効果を実感できます。オーディオブックやNHKニュースなどを聞きながら、音声のあとに続いて発声してみてください。シャドウイングは直読直解の鍵であり、リスニング力やスピーキング力を飛躍的に向上させます。
自分のペースで,前向きに学ぶ
英語は「いつかわかる」「いつかできる」というものではありません。目の前にある、具体的で小さな「わかる」「できる」を、一つひとつ積み重ねていくことで、身につけていくものです。1セクションが1レッスンに、1レッスンが1ブックに。そして、さらにもう1ブック...と増やしていくのです。
何ごとも最初はきつく、しんどいものです。遠くから美しく見えていた山の頂も、いざ麓の登山口に立つと、その姿は見えません。たいていは、森林帯の急な登りが続き、自分がどれだけ登ったのかもわからないまま、ただひたすら歩を進めることになります。
しかし、やがて森林帯を抜けて視界が開けたとき、目指していた頂が目の前に飛び込んでくる瞬間が、必ず訪れます。
山岳ビデオを見て、登った気になっていてはいけません。自分の足でその頂に立ってこそ、次の頂への道が尾根伝いに見通せるのです。英語が、今とはまったく違って見えるその日まで―― 一歩ずつ登り続けることです。